トイレの掃除は自分ではやらずクリーニング業者に頼むと良い

トイレが汚れていると感じたら、ハウスクリーニング業者に依頼しますか?
ある調査によると、実際に業者にトイレのクリーニングを依頼する人は、主婦100人中わずか2%だそうです。

エアコンやキッチンのクリーニングとは違い、トイレのクリーニングは自分でも出来るというイメージが強いので、料金を支払ってまでクリーニング業者に頼む必要はないと考えている人が多いようです。

しかしトイレは家の中で一番汚れやすい場所で、お客さんも利用するので、いつでもキレイに保っておきたいです。

この記事ではトイレをキレイにするのに、ハウスクリーニング業者のサービスを受ける時のメリットを紹介しています。

 

自分でクリーニングするのは簡単ではない

トイレの汚れの原因は尿石と水アカです。

付いたばかりの汚れはすぐに落ちますが、長い間放っておくと市販の洗剤では落ちない、頑固な汚れに変わってしまいます。

トイレの蛇口の水アカの塊や便器にこびりついた尿石は、尿が石のように固くなって付着しているので、ブラシで擦るくらいでは落としきれません。

こびり付いた汚れを落とすには、削ぎ落す必要があるので、専用のサンドペーパーや軽石を使用します。

しかし力任せに擦ると便座や蛇口や洗面ボウルに傷が付いてしまい、傷にバイキンや汚れが入り込んで、掃除してもトイレがもっと汚く見えます。

 

トイレの汚れを放っておくと人体に悪影響がある

トイレを長い間掃除しないと、こびりついた尿石の部分に菌やカビが発生します。

部屋全体に嫌なニオイが充満して、アレルギー体質の人は咳が止まらなくなったり、菌が体内に入ると胃腸が悪くなるなど、少なからず健康被害が起きます。

 

ハウスクリーニング業者にトイレ掃除を依頼するメリット

ハウスクリーニング業者にトイレの清掃を頼むと、自分では掃除しきれない場所までキレイにしてくれ、落とせなかった尿石でも除去してくれます。

尿石は尿汚れが固まったもので、便器の内側に跳ね返った尿が付き、時間の経過と共に尿石としてこびりついてしまいます。

毎日トイレを掃除しているのに変なニオイがする時には、見えにくい箇所に尿石がこびり付いている場合が多く、取り除くと悪臭が無くなります。

こびり付いた尿石は専用の薬剤で溶かして、プロの道具で削らないと落ちないので、素人では完全に除去しきれません。

またトイレは毎日汚物とトイレットペーパーを流しているので、配水管が詰まりやすくなります。

もし頻繁に詰まる場合には、排水管の周りにも固まった汚れがこびり付いているので、一度専門の清掃業者に見てもらい、排水管を高圧洗浄で掃除してもうと安心です。

ハウスクリーニング業者の洗浄が終わってから、便器の内側に特殊な汚れ防止のコーティングをしてもらうと、汚れが付きにくくなり、毎日のメンテナンスが簡単になります。

ブラシで簡単に擦るだけで汚れが落ちるので、掃除をササっと済ませたい人や忙しい人におすすめの方法です。
なお汚れ防止のコーティングは、オプションで追加するサービスです。

またすべてのハウスクリーニング業者で行っているサービスではないため、希望する時にはあらかじめ業者に確認すると良いでしょう。

ハウスクリーニング業者にトイレのクリーニングを依頼すると、便器だけではなく、壁面や扉、窓、床まで掃除してくれます。特に男性がトイレを立って使用している場合、尿が床や壁面にまで付いてしまいます。プロが薬剤で掃除すると、便器の周りにこびりついた汚れもキレイに除去してもらえます。上の戸棚や照明など、素人では掃除出来ない場所でもしっかり磨いてくれるので、プロに頼むと見違えるほどキレイになります。

 

ハウスクリーニング業者を選ぶ時のポイント

各ハウスクリーニング業者によって、清掃する箇所が異なりますが、多くの業者は便器の黄ばみや黒ずみ、尿石落とし、カビ取りなどを行ってくれます。

床や天井、壁、照明、温水洗浄便座の内側の清掃、水栓タンク、洗面ボウル、壁のホルダーなど、業者が清掃する場所は前もって決められているので、申し込みをする時にどの部分まで掃除してくれるのかを確認するようにしましょう。

なお一部の業者ではトイレと浴室を一緒に掃除してくれるプランもあり、水回りの清掃を一緒に頼むと割引価格でキレイにできます。

トイレの臭いが気になる人は、便座だけでなく床や壁など全体的に清掃してくれる業者を選べば、消臭効果は抜群です。
また黒ずみが気になる場合には、トイレタンクやウオッシュレットまで清掃してくれる業者を選ぶと良いでしょう。

しかしトイレタンクやウォシュレットまで掃除してくれる業者はあまり多くありません
。普段の掃除で自分では手が回らない部分なので、一度プロに清掃を依頼すると良いでしょう。

なお汚れたトイレを長い間放っておくと、バイキンが繁殖している可能性もあるので、数カ月に1度はハウスクリーニング業者を依頼すると良いでしょう。

ハウスクリーニング業者を選ぶ時には、業者が賠償責任保険に入っているかどうかを前もって調べておくと、安心して頼めます。業者が保険に加入していれば、もしも作業中に便器が壊れたり、壁に傷がついたり、部品が壊れても補償してくれます。

同じ業者にトイレの掃除を定期的に依頼する時には、賠償責任保険に入っているかどうかが大切です。

トイレ清掃の相場は約5,000円程度から約15,000円程度です。
清掃後にオプションで汚れ防止のコーティングを依頼すると金額が増えます。

ハウスクリーニング業者が、1カ月に1度、2カ月に1度など、定期的に掃除をしてくれるコースを選択すれば、単発で頼むよりも毎回の料金が安くなります。

インターネットで清掃業者の値段を調べると、なるべく安い業者に頼みたいと思いますが、相場より安すぎる業者には注意が必要です。

提示した金額は安くても、作業が始まってから金額が跳ね上がることもあります。

異常に安いと感じた時には、オプションで余計な費用がかからないか、清掃する範囲がどこまでなのかを前もって確認するようにしましょう。

追加料金や清掃する範囲についてすぐに答えられない業者は避けたほうが無難でしょう。